動かない大図書館(不动的大图书馆)
御灵卡介绍
(资料图)
パチュリーはずっと図書館で本を読んでいる。
積み重ねられた本の海のなかで、知識に浸っている。
過去にあり、今にあり、そしてこの先もずっとそう。
それがパチュリ―・ノーレッジの生き方なのだ。
帕秋莉一直在图书馆看书
在堆积如山的书海中,沉浸在知识里
过去,现在,将来会一直如此
这就是帕秋莉·诺蕾姬的生活方式
故事一
紅魔館の図書館で、今日もパチュリー・ノーレッジは本を読む。
「パチュリー様ぁ。たまには外に出ないと病気になっちゃいますよ~?」
「不要な気遣いね。そもそも魔法使いが病気になるはずがないでしょう?」
在红魔馆的图书馆里,帕秋莉·诺蕾姬今天也在看书
“帕秋莉大人。不时不出去的话会生病的哟~?”
“这是没必要的顾虑。魔法使本来就不会生病吧?”
「それはそうかもしれませんけど、もしもということがあるじゃないですか。ほら、どんな魔導書にも必ず書いてありますし。油断は大敵だって」
「それはその魔法使いが未熟なだけよ。私はそんなヘマはしないわ」
“也许是吧,但也有万一发生的时候吧。您看,任何魔导书上都写着。粗心是大敌。”
“那只是那魔法使不成熟。我才不会犯那样的错误。”
髪をかき上げ、靴の先で床をコツコツ鳴らすパチュリー。
従順なはずの使い魔から注意されて、少々機嫌がよろしくないようだ。
「そんなことより、図書館の掃除は終わったの?さっきから同じところをぐるぐる回っているように見えるのだけれど」
帕秋莉把头发撩起来,用鞋尖把地板弄得嘎吱直响
被本应顺从的使魔提醒,心情似乎有点不爽
“比起这件事,图书馆打扫完成了么? 好像从刚才就在同一个地方转来转去。”
「え、えーっと、それはですね……こちらに積んである本を並べる順番をですね、少々ド忘れしてしまって……今全力で思い出そうとしていたところなんです!」
「……とりあえずそこに置いておきなさい。私がなんとかするから」
“嗯,唉嗯,是这样呢…这堆书的排列顺序呢,有点忘了…现在正全力回想呢!”
“先放那里吧…。我会想办法的。”
言いながら、パチュリーは魔法で本を持ち上げ、本棚に綺麗に並べていく。
「わぁ、流石はパチュリー様。意地でも自力でやらないところがとても魔法使いっぽいですね」
一边说着,帕秋莉用魔法举起书,整齐地摆在书架上
“哇,不愧是帕秋莉大人。 固执地不用自己的力量真是个魔法使呢。”
「当たり前じゃない。便利なものが目の前にあるのだから、使わなくてどうするのよ。いいから、あなたは床掃除でもしておきなさいな」
「はーい」
ぺろりと悪戯っぽく舌を出しながら、使い魔は言われた通りに箒を手に取るのだった。
“这不是理所当然的么。
眼前有方便的东西,为何不用。
好啦,请赶紧打扫地板吧。”
“好——的”
使魔恶作剧般吐吐舌头,按照要求拿起扫帚
故事二
床を箒で掃いて磨いて、本を並べて手入れをして。
何百、何千、何万もの本が収められた図書館の掃除は、そう簡単には終わらない。
「パチュリー様ぁ。申し訳ありませんが、ちょっとどいてもらえますか~?」
「私に命令するだなんて、いつの間に偉くなったのかしらこの使い魔は」
用扫帚把地板扫净,把书摆好保养
打扫收藏了几百、几千、甚至几万本书的图书馆并不是那么容易结束的
“帕秋莉大人。不好意思,能让一下吗?”
“敢命令我,这使魔什么时候变得这么有气势了。”
「もう、意地悪を言うのやめてくださいよ~!掃除ができないからどいてもらいたいだけなんですってば!」
「分かっているわよ。ちょっとした冗談じゃない」
「パチュリー様のは冗談なのか本気なのか分かりにくいんですよね……」
“请不要笑话我了~!因为打扫不便,所以只是请您让一下。”
“我知道,我不是在开玩笑。”
“很难分辨帕秋莉大人是开玩笑还是认真的呢…”
呆れる小悪魔を一瞥すると、パチュリーは魔法を詠唱。
次の瞬間、彼女の身体はまるで風に乗る綿毛のようにふわりと宙に浮かび上がった。
「ふぅ……小悪魔、これで満足かしら?」
「わざわざ魔法じゃなくて歩いて動けばいいのでは……?」
瞥了一眼惊呆的小恶魔,帕秋莉吟唱起魔法
下个瞬间,她的身体像随风飘扬的羽毛一样浮在空中
“嗯…小恶魔,这就可以了么?”
“不用特意用魔法,走着行动不就可以了么…?”
「何度も言わせないでちょうだい。魔法という便利な道具があるのにわざわざ原始的で不便な方法をとる意味なんてどこにもないわ」
「パチュリー様のそれはただの面倒くさがりだと思うんですけど……。動かない大図書館の名は伊達じゃありませんね。はぁ」
“请不要让我说太多次。明明有魔法这种便利的工具,却特意采用原始且不便的方法,这毫无意义。”
“我觉帕秋莉大人只是嫌麻烦…。不愧是名为不动的大图书馆。唉”
七曜の魔女(七曜的魔女)
御灵卡介绍
「そんなに慌てないで。すぐに終わるから」
あらゆる魔法を使いこなすパチュリーだが、
その身体は虚弱でただの人間にも劣ってしまうほど。
「あぁ、ちょっと疲れてきちゃったかも……」
“别那么慌张。马上就要结束了。”
帕秋莉尽管会使用各种魔法,但她身体的虚弱程度比普通人还糟糕
“啊,好像有点累了…”
故事
「あまり疲れることはしたくないのだけれど…」
本を構え、気怠げに相手を見据えるパチュリー。
陽の光などほとんど浴びていないであろうその身体からは、並々ならぬ魔術の奔流が流れている。
火、水、木、金、土、日、月。またの名を陰陽、五行、そして七曜。
見かけによらず東洋の概念を使いこなす西洋魔女、それが彼女、パチュリー・ノーレッジだ。
「はあ、すぐに終わらせないと⋯⋯読みかけの本があるのよ。ちょうどいいところで終わってとるから、先がどうしても気になってて」
“我不想做太累的事…”
帕秋莉拿着书,毫不懈怠地盯着对方
这几乎没有沐浴过阳光的身体里,流淌着异乎寻常的魔法洪流
火、水、木、金、土、日、月。别名为阴阳五行,这就是七曜
不管怎么看都是能灵活使用东洋概念的西洋魔女,就是她,帕秋莉·诺雷姬
“啊,如果不马上结束的话…书刚读了一半哟。刚好在有趣的地方结束了,很在意后来写了什么呢。”
ゆったりとした動きながらも、隙を生じぬ所作。
病弱な身体を補っで余りあるほどの彼女の魔術の才を前にんては、生半可な相手では立っていることすら困難であろう。
「相手ぐらいはしてあげるけど、もちろん手加減なんてするつもはないわ」
ポーカーフェイスに定評のあるパチュリーの口元が僅がに釣り上がる。
虽然动作缓慢,但不会产生缝隙
为了弥补虚弱的身体,她拥有大量的魔法才能,如果是半吊子的对手,连站着都会很困难
“我可以做你的对手,但我不会手下留情。”
公认扑克脸的帕秋莉的嘴角微微上挑
「遺言はもう済ませた? まあ、聴くつもりなんて微塵もないけどね。
私はただ、この無駄な戦いをさっさと終わらせたいだけなのだから」
そしてその言葉通り、彼女が本の続きを読み始めるのに、そう時間はかからなかった。
“遗嘱留好了么?嘛,我也没兴趣去听
我只想尽快结束这场无意义的战斗而已。”
正如她所述,为了阅读书的后续,战斗没花多少时间
ウィックド・ウィッチ(Victor Witch)
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「トリック・オア……って、いつも悪戯される側よね、私。
いい機会だし、魔理沙に仕返ししようかしら」
三角帽子の魔女はかぼちゃの衣装に身を包み、図書館で密か
にほくそ笑む。今夜は、どちらに軍配が上がるのだろうか?
“捣蛋还是…我总是被恶作剧的一方呢。 这是个好机会,来报复魔理沙吧。”
戴着三角帽子的魔女身着南瓜服,偷偷地在图书馆窃笑。
今晚,哪边会取胜呢?
故事
「ハロウィンねぇ……レミィの思いつきに付き合うのは構わないけど、私は外に出ないわよ。別にお菓子とかいらないし。図書館でゆっくりしていたいわ」
「それなら、逆に来訪者を悪戯でおもてなしするのはどうですか?」
“万圣节啊…我和蕾米的想法合不来,我也不会出去。我不需要什么糖果点心。我想在图书馆悠闲地度过。”
“那样的话,反过来用恶作剧招待来访者怎样?”
それよ、とパチュリーは小さく頷く。
「幻想郷中が珍しい祭りに浮かれるのに乗じて、泥棒猫が忍び込まないとも限らないしね」
なにしろ図書館は、常日頃から窃盗被害に遭っている。
火事場泥棒ならぬ祭泥棒に狙われることは十分に考えられる。
「そうと決まれば罠を準備しましょう。どんなのがいいかしらね」
那样啊,帕秋莉微微颔首
“趁着幻想乡中难得的节日浮现,说不定小偷猫会悄悄潜入呢。”
不管怎么说,图书馆平时就遭受盗窃
不是被火灾小偷而是节日小偷盯上,十分值得考虑
“就这么定了,准备好陷阱吧。什么样的好呢?”
「それでは、魔理沙さんが目をつけそうな本に魔法を仕掛けておくのはどうですか?」
それはいいわね、と七曜の魔法を操る魔法使いは微笑する。
『動かない大図書館』の名を冠する彼女からすれば、本にトラップを仕込むくらいは容易いもの。
見事な手際で、手癖の悪い来客のための魔法を練り上げていく。
「トリック・オア・トリートっていうより、デッド・オア・アライブって感じですね」
“那么,对魔理沙小姐可能会注意到的书设置魔法怎么样?”
这可太好了,操纵七曜的魔法使微笑着说
对冠以“不动的大图书馆”的她来说,在书上设置陷阱轻而易举
漂亮的手法,为了对付有坏习惯的来客而练出的魔法
“与其说是捣蛋还是招待,不如说是死亡还是生存呢。”
「今日の私は邪悪な魔女だもの。おいたをする悪い子には、おもてなしで応えないとね」
あるいは彼女も、祭の空気にあてられて気分が高揚しているのかもしれない。
ハロウィンの夜に笑うのは、果たして白黒の魔女か、七曜の魔女か――。
“今天我是邪恶的魔女。对于捣蛋的坏孩子,一定要好好招待呢。”
也许今天她也在节日的气氛中情绪高涨
到底黑白的魔女,还是七曜的魔女,会在万圣节的夜晚大笑——
陽だまりと本と私(暖阳和书和我)
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日の差し込む窓際で、ただ静かに読書をするパチュリー。
ふとページをめくる手を止め、顔を上げた彼女の目に 飛び込んできたのは乱雑に積み上げられた本の山。
「思っていたよりも、読書に夢中になっていたみたいね」
阳光透射到窗边,帕秋莉只是在安静的读书
忽然停下手中的翻页,她抬起头,映入眼帘的是一堆杂乱堆积的书
“比想象中更热衷于读书呢。”
故事
パチュリー・ノーレッジは基本的には日光を好まない。
理由は当然、髪と本が傷むから。
だからいつも薄暗い図書館にこもり、ひとりで本を読んでいる。
しかし、いつもいつでもひきこもってばかりというわけじゃあない。
一時の気まぐれか、はたまた、心境の変化か。
日の差し込む窓際。
そこに置かれたソファに腰掛けながら、パチュリーは静かに本を読んでいた。
彼女の周りには、読み終えた本と、これから読む本がきれいに積み上げられている――はずだった。
「あら……?どうしてこんなに散らかっているの……?」
帕秋莉·诺蕾姬基本上不喜欢阳光
理由当然是会伤到头发和书
所以总是一个人躲在昏暗的图书馆里看书
但是,也并不是总不出门
不知是一时心血来潮,还是心境的变化
阳光照射到窗边
帕秋莉坐在放在那里的沙发上,安静地看着书
在她的周围,读完的书和要读的书堆积的很漂亮——本应如此
“啊啦…?怎么会这么乱…?”
ページをめくる手を止め、顔を上げた彼女の目に飛び込んできたもの。
それは、乱雑に積み上げられた本の数々。
法則性なんて一切ない、ただ手の届くところに置いただけの山々に、パチュリーはつい首をかしげる。
「……思ったよりも、夢中になってしまっていたようね」
自分が無意識に積み上げた本を見つめ、パチュリーは困ったような笑顔を浮かべる。
使い魔に片づけを任せようかと思ったが、たまにはこういう乱雑なのも悪くはない、と。
友人にこれを見られたら、からかわれるかもしれないわね、などと考えながら、パチュリーは再び本に目を落とし、ぺらりとページをめくるのだった。
她停下翻着的书页,抬起头四下张望
那是杂乱无章堆起来的各种书
没有任何规律,只是在伸手可及的地方形成书堆,帕秋莉不由得歪歪头
“好像比想象中更沉迷呢…”
看着自己无意识堆积起来的书,帕秋莉露出为难的笑容
想让使魔来收拾,但偶尔这样乱糟糟的也不错
帕秋莉一边想着这样被友人看到可能要被嘲笑了,一边又把目光落到了书上,翻到了下一页
ある少女の記憶
御灵卡介绍
年がら年中、紅魔館に引きこもって決して外出しない姿から
動かない大図書館とも呼ばれる日陰の少女。
しかし喘息持ちのため、詠唱を唱えきれないことがある。
病弱虚弱を差し引いても、魔法使いとしての実力は本物だ。
一年四季都呆在红魔馆,绝对不外出的
不动的大图书馆,也被称为日阴的少女
但因为有哮喘,有时不能完美的吟唱
除去身体虚弱,作为魔法使的实力是真实的
故事
「この本を閉じるのと、貴方の人生が閉じるのと、どちらが先かしらね?」
紅魔館にある巨大な図書室、いつもはそこで引き籠っているパチュリー。
その白い肌と対照的な深紅の瞳。
「貴方は月曜日から日曜日のどれが好き?私は全部好き」
「人は私を七曜の魔女と言うけれど⋯⋯そんな大層なものかしら?」
“这本书闭上之时,您的人生也就闭上了,先选哪个呢?”
在红魔馆巨大的图书室里,帕秋莉总是呆在那里
与雪白皮肤形成鲜明对比的是那深红之瞳
“从周一到周日,你喜欢哪一天呢?我全部都喜欢。”
“虽然人人都叫我七曜的魔女…但有夸张到这种程度么?”
パタン、と本を閉じるパチュリーは、目の前の敵を瞬殺する方法を、頭の中の図書館から模索する。
「貴方を倒す時間が早ければ早いほど,
私もまた早く本が読める。どう?合理的でしょう?」
身体が弱くあまり外を出がないパチュリーからすれば、愛しの本達から得られる膨大な知識は経験そのもの。
実際に経験が無いと言われたとしても、古今東西の本を記憶に収めている彼女に死角はあまりない。
「本の知識だけでは要領が悪いのね。」
啪嗒,帕秋莉把眼前的书合上,从头脑中的图书馆搜索能瞬杀眼前的敌人方法
"尽快打倒你的话,我就可以尽早去读书。怎样?很合理吧?"
在身体虚弱不常出门的帕秋莉看来,从喜爱的书本中获得的庞大的知识就是经验
哪怕她没有实战经验,吸纳在记忆中的古今东西之书让她没有死角
“全信书不如无书呀。”
本に施された封印を知識ではなく、力業で解いてしまった霊夢に影響されたのか、最近は外に出歩く姿も目撃されており、宴会などにも足を向けているようだ。
「外で読む本も、これはこれでいいわね」
しかしながら⋯⋯大木に寄りかかり、木洩れ日の下で自を細めるパチュリーの手元には、晴事には似つかわしくない、難しそうなが握られていたのだった。
也许受到封印知识的影响,也许是因为灵梦的力量解开了心扉,最近能看到她外出的身姿了,甚至还去参加宴会等
“在外面读书,这也不错啊。”
但是…靠着大树,在透过阳光的树叶下将自己的手缩在一起的帕秋莉,怎么都不像舒心的事,看来还是很难适应呢
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